元販売員が「BIGLOBEモバイル」を選んだ理由とは

固定費を安くしたい人
「格安SIMにしたいけど、何を選べば良いのかわからない」
「格安SIMってスピードが遅いっていうけど、どのくらい遅いのかな」
「一番安いのはどこなのかな」
こんにちは、スマホ店長です。
ぼくは最近、メインのケータイをauからBIGLOBEモバイルに乗り換えました。
格安SIMにちゅうちょしていた人も、乗り換えるのを「本気」で考えた方がいいかもしれません。
ぼくは、これまで携帯電話販売を十数年ほどやってきました。
あらゆる電話会社のケータイ電話を使ってきたぼくが、販売員の目線から「BIGLOBEモバイル」についてお話ししていこうと思います。
BIGLOBEモバイルの「メリット」「デメリット」
まず、乗り換えてよかったこと。
- 毎月の料金が安くなった
- 値段の割にそこまで遅くない
- オプションが魅力的
デメリットは
- YouTubeで少し遅く感じる
- 「格安SIM」のなかでは、最安値ではない
以上の通りです。
その辺りを解説していきます。
変えたら料金がかなり安くなった
これまでauを使っていましたが、スマホだけで毎月6000円以上かかっていました。
(機種代は別で)
ぼくは今回、格安SIMの中でも
「BIGLOBEモバイル」
を選択しました。
変更したら、毎月2900円ほどにおさまりました。
月6000円 → 月2900円 年間で「37,200円」安くできた
安く見積もっても
これって、かなり大きいですよね。
BIGLOBEモバイルのプラン
ぼくは「6GB」を選択。
ほとんどの人は、「6GB」で十分じゃないでしょうか。
スピードについて
格安SIMなので、安くなるのは当然ですよね。
結局、「スピード」がどのくらいなのかが、みんなの気になるところ。
結論から言うと、
「ちょっと遅い」っていう印象です。
感覚は人にもよるでしょうけど。ぼくはそんな感じでした。
スピードを測定してみた
実際のスピードを、測定アプリを使って測定してみました。
測定場所:新宿区某所 測定時間:平日の昼間 回線:タイプA(au回線)
ドコモの測定アプリの結果
RBB Speedアプリの結果
平日昼間でも、概ね「2Mbps」前後は出ていました。
このくらいであれば、「すごく遅い!」と感じることはないと思います。
一通り使ってみたスピードの感想は
- WEBはちょっと遅い
- YouTubeは、再生が開始するまで5秒から10秒くらい待つ
- radikoは全く問題ない
- Apple musicは問題ない
全体的に「ちょっと遅いなあ」と感じるものの、イライラするほどではないですね。
価格を考えると、ぼくは「全然アリ」という結論です。
「エンタメフリー」の存在が決め手
BIGLOBEモバイルを決めた一番の決め手が、
「エンタメフリー・オプション」です。
これは、YouTubeやSpotify、Twitterなどの指定のコンテンツが容量に「カウントされない」という、すごいオプションです。
料金は480円です。
これって、控えめにいって最強です。
格安SIMで、ここまで対応してところはありません。
ぼくの使い方ですが、外で動画はあんまり見ないんですけど、それでも毎月11GBぐらい使ってました。
それが、この「エンタメフリー」オプションのおかげで、6GBで足りるようです。
ちなみにぼくの普段の使い方は以下の通り。
平日仕事 ・電車で1時間 ・朝、radikoを聴きながらTwitterを見てる ・週2日、ジムに行く ・筋トレ時はApple music聴いてる ・YouTube(60分前後)を見ながら有酸素運動 ・Kindleで本を読んでる(テザリング) ・会社の帰りは、喫茶店でiPadを使って仕事。(テザリング) ・家は、光回線があるため、ケータイ回線は使わない。
こんな感じです。
これで6GBで足りるので、やはりすごいです。
ただ、この辺は個人差はありますので、参考程度にどうぞ。
実は最安値ではない「BIGLOBEモバイル」
いろいろと格安SIMを調べている人は、おそらく、
と、考えている人もいますよね。
それは、事実です。
たしかに、BIGLOBEモバイルは、格安SIMの中でも最安値ではありません。
たとえば、同じ6GBで他社と比較すると
BIGLOBEモバイル | 6GB 2,150円 |
上記の通り。
BIGLOBEモバイルは、決して最安値ではありません。
では、なぜぼくはあえて選んだのか。
それは「速度」です。
格安SIMは、料金とスピードがだいたい比例する
ここで格安SIMのしくみについて、少しだけお話ししますね。
難しかったら、ここは飛ばして読んでも大丈夫です。
「格安SIM」は、正確には「MVNO」といいます。このMVNOという会社(今回ではBIGLOBEモバイルが該当しますね)は、電話会社(ここでは「ドコモ」を例にしましょう)から、設備(基地局などのネットワーク)などを借り受けて、ユーザーに安く提供しています。
MVNOと電話会社は、どのような回線契約を結んでいるのでしょうか。
実は、1回線ごとではなく、そのMVNOの会社全体で使うデータ量をまとめて契約するんです。
「来月は全体で100GBぐらい使うので、ドコモと100GBで契約しよう!」
みたいな感じで、電話会社から通信の容量を買います。
(実際はもっと多いと思いますが)
そして、その買ったデータ量をどう捌くのかが、各MVNO会社の腕の見せ所。
仮に、ユーザーのスピードを速くして提供すると、あっという間にその買った容量を使い切っちゃいますよね。
MVNO会社が購入したデータの容量は決まっているので、買った容量を使い切らないように、スピードを遅くするなどして、MVNOの会社は調整しているんです。
スピードを遅くして、安く提供 スピードを速くして、価格は高めに設定
そんな具合に、会社の戦略によって料金が変わってくるわけです。
「格安sim」は、こういったしくみなので、値段とスピードはだいたい比例するんです。
ぼくが、料金の最安値をあえて契約しない理由はココです。
やはり、速度が気になる人へ
「BIGLOBEモバイル」は契約すると、無料でWi-Fiが使えるIDが一つもらえます。
全国にあるWi-Fiスポットが無料で使えるので、ぼくもこれにけっこう助けられています。
パソコンとかタブレットを持っている人は、BIGLOBEモバイルを持っていれば、IDをさらに追加することも可能。
月250円/ID
パソコンやタブレットの利用頻度が高い人にはイイかもです。
BIGLOBEモバイルは、バランスが取れてる
つまり、格安SIMを本気で使うなら、
料金が
「安すぎてもダメ」
「高すぎてもダメ」
なんです。
元販売員の僕から見ると、BIGLOBEモバイルは、料金とスピードのバランスが取れている、とても優秀な格安SIMだと思います。
格安SIMを使っちゃダメな人
元販売員から見て、格安SIMを使っちゃダメな人を紹介。
- 1年以内に「操作説明」で、電話会社のショップに行った人
- 画面をよく割る人
- 電話をよくかける人
以上の通り。
1年以内に「操作説明」で、電話会社のショップに行った人
「格安SIM」を持つには、「操作説明」「プランの相談」など、ショップに行かなくてもできるようなことは「自分で解決」できないと、正直キビシイです。
会社にもよりますが、大手の電話会社のショップと比べると、店舗は圧倒的に少ないです。
料金が安い理由の一つが「ショップが少ない」ということを認識しましょう。
画面をよく割る人
大手の電話会社は、修理を出す時に代わりの電話機を貸してくれますが、格安SIMは基本的に貸してくれません。
販売員をしていた経験上、画面をよく割る人は「電話機を壊してしまうことも多い」傾向にあります。
自分で「予備の端末」を用意できない人は、考え直してみましょう。
電話をよくかける人。
格安SIMには「通話かけ放題」を用意している会社がほとんどありません。
また、あったとしても指定のアプリからかけないといけないなど、制約があります。電話をよくかける人は大手の方が良いかもしれません。
以上に当てはまる人は、大手の電話会社の方がやはり優れているので、もう一度検討してみましょう。
まとめ
格安SIMを探している人は料金に注目しがちですが、長く使うのなら他の点も考慮して決めましょう。
もし、格安SIMで迷っているなら、バランスのとれたBIGLOBEモバイルがいいと思います。
では。